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トリニータ戦術を研究④ まとめ

こんにちは。ここ1週間ちょっとでトリニータのことについて書いてきました。上手く伝わった部分、伝わらなかった部分あると思いますし、さらには自分の戦術理解度、知識がまだまだであることを改めて感じています。そして戦術について書くとき最初に、基本戦術をまずを挙げてそこから説明、話の派生を作るべきだったかと感じています。ということで、基本戦術を最後に振り返って終わりにしたいと思います。

まず私が今回全部の研究で言及したのはわずか6点だけです。勘違いしてほしくないのは、それらがトリニータの全てを語れているわけではありません。僅かほんの少しの部分と言っていいです。自分の未熟さを自覚しながら、自分なりにチャレンジしました。他にもゴールキーパーの事だったり、各選手の特徴も踏まえながらどのような選手を、どのポジションで使っているのかなども述べるべきです。それはまた次の機会に説明できればと思っています。

 トリニータの基本戦術

攻撃

①ボールを保持し試合の主導権を握る。

②GKもビルドアップに参加し、ショートパス主体で攻める。

③相手がハイプレスの場合、数本のワンタッチパスで崩し擬似カウンターか、裏へのロングパス

④3CBの両脇も積極的に攻撃参加

⑤基本的にWBが幅を取り、そこにはドリブルで相手を剥がせるプレーヤーを置く

⑥2シャドーワントップは、適切なポジションで攻撃に絡む

ボランチ2枚は積極的にボールに触りゲームメイクをする

⑧ボールを奪ったらまずはカウンターを目指す、ダメなら遅攻。

 

守備

①5-4-1に可変し、ブロックを作る。

②ボールを奪われたら、そこからプレッシング、まずはカウンターを阻止。

③ボールを奪われたとき相手のビルドアップがセットされていなかったら、ボールを奪いに行く。

④ブロックを敷きリトリートするだけでなく、相手、状況によっては人にマークをつきボールを奪いに行く。

⑤1トップは相手ビルドアップ時、ボランチのパスコースを消す。

 

簡単にまとめるとこのようになりました。トリニータJリーグ6試合終えて4勝2敗です。出来過ぎと言ってもいいくらいです。しかし二敗した相手、松本山雅、広島は守備的なチームです。J1に残留するにはJ1チームの組織されたブロック守備➕個の力のディフェンスをどのように崩すかでしょう。J2の守備とはもちろんレベルが違います。もし先制されてしまったら逆転はかなり難しいチャレンジになります。そのようなチームには先制されないことが何より大事です。そしてそのブロック守備に対して執着してボールを横に動かす必要があります。相手が前からプレッシングでくるようならば.J1チームだろうと通用します。それは結果に示されていますし、ある程度は心配いりません。しかし去年の長崎も序盤は調子が良かったのに降格など、何が起こるかはその時になってみないとわかりません。油断はできませんし、危機感を持っていいぐらいだと私は思ってます。とはいえこれからのトリニータの戦いにはとても楽しみです。

トリニータファンとしてはJ1に残留、定着できればこれ以上の幸せはありません。特に2008年のトリニータを知っているものとしては。そこから激動の10年でした。良くない出来事の方が多かったと思います。そんな中での片野坂監督就任でした。守備的サッカーが多かった今までのトリニータで、まさかこのような美しいサッカーをする時が来るとは思ってませんでした。トリニータファンは片野坂監督に本当に感謝しているはずです。またJ1で戦う経験を得ることができたので。

しかし始まりがあればいつか終わりがあるように、片野坂監督体制の終わりもいつかはあります。それがいつになるかはわかりませんが、J1の強豪が片野坂監督をそのままにして置くわけがありません。その覚悟は私はできていますが、心配はその後にあります。クラブの方針です。ここまで片野坂監督が積み上げてきてくれたのに、新しい監督で全く違うサッカーになる。そうではなくそのサッカーを引き継ぎより発展して欲しいと私は願っています。要するにそのクラブチームのプレー哲学です。バルサのパスサッカーだったり、鹿島の4-4-2、クラブの基盤となるプレー哲学です。彼らは監督が変わろうと"ぶれない"何かがあります。それがあるから安定した結果が出せます。そうなれと言ってるのではなく、これはあくまでも私の願いです。しかし片野坂監督が積み上げてきたサッカーを、次の監督が来た時に全てを打ち壊すにはあまりに惜しすぎます。本当に綺麗なサッカーをしているからです。ペップがバイエルンで築き上げたフットボールの遺産は今のバイエルンではあまり見られないように、将来トリニータがそうなってしまうことが、自分としては惜しいということです。しょうがないことでもありますが。これはまだ先の話ですが、もしそのような時が迫った時、片野坂監督の思想を引き継いでくれる人になってくれればと思います。そしてプレースタイルが定着し哲学になれば、もちろん下部組織のためにもなります。その標準に合わせた選手を育てたり、もちろん補強もしやすくなるのではと感じています。監督が変わり戦術の細部が変わろうと「プレー原則」は変わらない。選手の戦術理解度は高く、新しい大きな変化に対応する必要もない。私はその時が来た時のトリニータのリアクションを、見つめたいと思います。全く違うタイプの監督を連れてくるのが悪いと言っているわけではありません。何度も言いますが私の願いです。今は片野坂監督サッカーを存分に楽しもうと思います。

もちろん世界中探しても確かなプレー哲学を持っているチームは多くありません。ごく僅かですし、その方針が成功するとも限りません。本当に難しいことです。ですからこのわたしの理想は聞き流してもらって大丈夫ですが、いつかそんなトリニータになることを私は願っています。そしてトリニータがもっともっと大きなクラブになっていってほしいです。終

 

 

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興味ある方は@shun14_luckyで調べれば、SHUNという名前が出てきます。これからも記事は書いていくつもりなので、よろしくお願いします。最後は戦術というよりトリニータのことについて書いてしまいました🙇‍♂️

 

研究①

https://trinitaoita.hatenablog.com/entry/2019/04/02/154746

研究②

https://trinitaoita.hatenablog.com/entry/2019/04/04/172553

研究③

https://trinitaoita.hatenablog.com/entry/2019/04/09/195733